鼻や小鼻に見える黒いポツポツ。「毛穴に汚れが残っているから」と思って、何度も洗ったり、強くこすったりしていませんか?

毛穴の黒ずみは、皮脂や古い角質などが毛穴にたまり、毛穴の出口が開いて黒く見えることが代表的な原因です。ただし、黒く見える理由はそれだけではなく、産毛や毛穴の影などが関係している場合もあります。

そして、毛穴ケアで知っておきたいのが「皮脂=すべて悪いもの」ではないということです。余分な皮脂は毛穴詰まりの一因になりますが、皮脂は肌表面の油分として、うるおいを守る環境にも関わっています。

この記事では、毛穴の黒ずみがなぜできるのかを整理したうえで、避けたいケア、毎日の洗顔・保湿、そしてovacoが考える「落とすべきものは落とし、洗ったあとの肌まで考える」という洗浄の考え方まで解説します。

毛穴の黒ずみはなぜできる?主な4つの原因

毛穴が黒く見えていても、原因は一つではありません。まずは「何が黒く見えているのか」を知ることが、適切なケアへの第一歩です。

1. 皮脂や古い角質が毛穴にたまっている

毛穴の中では皮脂が分泌されています。日本皮膚科学会では、にきびについて、皮脂の分泌が多くなったり毛穴の先が詰まったりすることで、毛穴の中に皮脂がたまることから始まると説明しています。

皮脂に古い角質などが混ざって毛穴にたまると、いわゆる角栓として目立つことがあります。特に鼻や額などのTゾーンは皮脂が気になりやすく、黒いポツポツを意識しやすい部分です。

2. 毛穴の出口が開き、黒にきびとして見えている

毛穴の中に皮脂などがたまった状態は「面皰(めんぽう)」と呼ばれます。毛穴の出口が閉じているものが白にきび、出口が開いて黒く見えるものが黒にきび(開放面皰)です。

ここで大切なのは、黒い部分が単なる表面の汚れではないということです。何度も洗えばその場で消えるものとは限りません。

皮脂や古い角質が毛穴にたまり黒にきびとして黒く見える仕組み

3. 産毛によって黒く見えている

鼻や小鼻には細かな産毛があります。産毛の色や重なり方によって、毛穴が黒い点のように見えることがあります。

この場合、黒く見えているものは「洗って落とす汚れ」ではありません。洗顔を繰り返しても見え方が変わらないからといって、洗浄を強くする必要はありません。

4. 毛穴の影によって黒く見えている

毛穴が開いていると、光の当たり方によって毛穴の内側に影ができ、黒っぽく見える場合があります。特に頬では、毛穴そのものが黒いわけではなく、影によって目立っていることもあります。

角栓や黒にきび、産毛、毛穴の影など毛穴が黒く見える主な4つの原因

「黒い=角栓」「黒い=汚れ」と決めつけないことが、毛穴の黒ずみを考えるうえで重要です。

なぜ鼻・小鼻の毛穴は黒ずみが目立ちやすい?

鼻や額などのTゾーンは、顔の中でも皮脂が気になりやすい部分です。皮脂や古い角質が毛穴にたまると、角栓や黒にきびとして目立ちやすくなります。

さらに鼻には細かな産毛もあり、丸みのある形によって光の当たり方も変わるため、角栓・産毛・影など複数の要素が重なって黒いポツポツに見えることがあります。

いわゆる「いちご鼻」のように見えていても、黒い点がすべて同じ原因とは限りません。

毛穴の黒ずみと皮脂の関係|皮脂は悪者ではない

毛穴の黒ずみでは「皮脂」が原因として語られることが多くあります。確かに、皮脂が毛穴に過剰にたまり、毛穴の出口が詰まることは、面皰ができる要因の一つです。

一方で、皮脂そのものは不要なものではありません。

皮脂は肌表面の油分の一部として存在し、角層などとともに肌から水分が逃げすぎない環境を支えています。

つまり、皮脂には二つの側面があります。

毛穴の中に過剰にたまり、詰まりの一因になる皮脂。
肌表面で、うるおいを守る環境の一部となる皮脂。

毛穴にたまる余分な皮脂と肌表面でうるおいを守る皮脂の二つの側面

そのため、毛穴が気になるからといって「皮脂をできるだけ多く落とす」ことを目標にする必要はありません。

毎日のスキンケアでは、メイクや日焼け止め、余分な皮脂など、落とす必要があるものはきちんと落としながら、必要以上に肌の油分を奪わないことが大切です。

毛穴の黒ずみが気になるときに避けたいケア

角栓を指や爪で押し出す

黒い角栓が見えると押し出したくなりますが、自分で強く押すことで肌を傷つけたり、炎症につながったりする場合があります。特に赤みや痛みがある部分は触らないようにしましょう。

鼻や小鼻をゴシゴシこする

黒にきびの黒い部分は、単なる表面の汚れではありません。強くこするほど適切に落ちるものではなく、摩擦による刺激が増える可能性があります。

何度も洗う・「取るケア」を重ねる

日本皮膚科学会も、余分な皮脂や汚れを落とすための洗顔は必要としながら、強くこすったり、一日に何度も洗顔したりする必要はないとしています。

また、毛穴の黒ずみを落とそうとして、鼻や小鼻だけを長時間クレンジングし続ける必要もありません。製品の使用方法に従い、必要以上に肌へ触れ続けないようにしましょう。

クレンジング、洗顔、スクラブ、ピーリング、毛穴パックなどを一度に重ねるのではなく、まずは毎日の「落とすケア」全体を見直しましょう。

毛穴の黒ずみが気になるときに避けたい押し出しやこすり洗いなどのケア

毛穴が気になるときの洗顔|落とすべきものをきちんと落とす

毛穴ケアというと「毛穴の中を空っぽにする」ことをイメージしがちですが、毎日の洗顔でまず考えたいのは、その日に肌へ付着したメイク、日焼け止め、余分な皮脂、汗、ほこりなどを適切に落とすことです。

メイクや日焼け止めに合ったクレンジングを使う

ファンデーションや落ちにくい日焼け止めを使用した日は、それらを無理なく落とせるクレンジングを使います。油性のメイクや皮脂汚れは、水だけでは落としにくい場合があります。

逆に、毛穴が気になるからといって、鼻だけを長時間クレンジングしたり、必要以上に洗浄工程を増やしたりする必要はありません。

洗顔はこすらず、洗ったあとは保湿する

泡立てるタイプの洗顔料はよく泡立て、黒い部分だけをこするのではなく、顔全体をやさしく洗います。洗浄成分が残らないようにすすいだあとは、肌状態に合わせて保湿しましょう。

皮脂が多いことと、角層に十分な水分があることは同じではありません。鼻はテカっていても、頬や口まわりは乾燥していることがあります。

NMFや角層のうるおいについて詳しく知りたい方は、「NMFとは?天然保湿因子の働きと『内側の保湿』・インナードライとの関係」もあわせてご覧ください。

なぜオイルで皮脂汚れを落とせる?洗浄の仕組み

ここで、毛穴と皮脂を考えるうえで少しだけ「洗浄の科学」を見てみましょう。

メイク、日焼け止め、皮脂などには油性の成分が含まれています。油性の汚れは水だけとはなじみにくいため、クレンジングではオイルなどの油性成分になじませて浮かせ、洗い流しやすい状態にします。

その後、界面活性作用によって油性成分を水の中へ分散させることで、すすぎで洗い流せるようになります。

つまり、「油で油を落とす」という考え方は、単なるイメージではなく、油性汚れの性質を利用した洗浄方法の一つです。

ただし、ここでも「皮脂は多く落とすほどよい」ということではありません。

洗浄の目的は、肌にある油分をすべてなくすことではなく、その日に不要となったメイクや日焼け止め、余分な皮脂汚れを適切に取り除くことです。

ovacoが考える「落とす」と「守る」|オイルソープの発想

この「油性汚れはきちんと落とす。でも、皮脂や油分そのものを悪者にしない」という考え方は、ovacoのオイルソープにもつながっています。

オバコ オイルソープには、オリーブ果実油、ヤシ油、ヒマシ油、ホホバ種子油、マカデミア種子油、ブドウ種子油など複数の植物由来オイルが使われています。

ovaco日本公式では、皮脂汚れを落とす方法としてオイルクレンジングを活用する考え方を紹介し、オバコ オイルソープを「クレンジング・洗顔・保湿を1本で」という設計で説明しています。

ここで重要なのは、オイルソープを「毛穴の黒ずみを一度で取り去る商品」と考えないことです。

毛穴が黒く見える理由には、黒にきびだけでなく産毛や影もあります。化粧品の洗浄ですべてをなくせるわけではありません。

一方で、毎日のメイクや日焼け止め、余分な皮脂など、洗浄で落とすべき油性汚れはきちんと落とすことができます。

ovacoが考える余分な皮脂汚れを落とし洗顔後のうるおいを守るオイルソープの考え方

そして、洗浄後には「何を残すか」という視点も大切です。

化粧品に配合された植物オイルが肌本来の「皮脂」に変わるわけではありませんが、どちらも肌表面に存在する油分です。化粧品の油分は肌表面を覆い、水分が逃げすぎないようにする保湿ケアにも利用されます。

つまりovacoの考え方をシンプルにすると、

余分な皮脂汚れやメイクは、オイルの性質を生かして落とす。
一方で、皮脂そのものを悪者にせず、洗ったあとの油分とうるおいまで考える。

毛穴が気になるときほど「全部取る」ことに集中するのではなく、何を落とすべきなのか、洗ったあとに肌をどう整えるのかまで考える。

これが、毛穴の黒ずみという悩みから見えてくる、ovacoの「落とすケア」の考え方です。

「オバコ オイルソープ」の仕組みと使い方を詳しく見る →

赤み・痛み・膿がある場合は皮膚科へ

黒いポツポツだけでなく、赤み、腫れ、痛み、膿などを伴う場合は、炎症を起こしたにきびなど別の状態になっている可能性があります。自分で押したり潰したりせず、症状が続く場合は皮膚科専門医へ相談してください。

さいごに

毛穴の黒ずみは、単に「顔が汚れているから」できるものではありません。皮脂や古い角質による黒にきびのほか、産毛や毛穴の影など、黒く見える理由はいくつかあります。

だからこそ、毛穴が気になるときに大切なのは「全部取る」ことではありません。

余分な皮脂汚れやメイクなど、落とすべきものはきちんと落とす。一方で、皮脂そのものを悪者にせず、洗ったあとのうるおいまで考える。

毎日のクレンジング・洗顔・保湿を一つの流れとして見直し、自分の肌状態に合ったケアを続けていきましょう。

「オバコ オイルソープ」の仕組みと使い方を詳しく読む
肌のうるおいに関わる「NMFとは?」も読む

参考文献・参考情報

本記事は一般的な化粧品・スキンケア情報を提供するもので、医療診断や治療を目的とするものではありません。強い赤み、腫れ、痛み、膿などがある場合や症状が続く場合は、皮膚科専門医へ相談してください。