化粧水、美容液、乳液、クリーム、シートマスク。

スキンケアアイテムが増えるほど、「どれから使えばいい?」「美容液と乳液はどっちが先?」「パックはいつ使う?」と順番に迷いやすくなります。

一般的なスキンケアの順番は、朝なら「洗顔→化粧水→美容液→乳液・クリーム→日焼け止め」、夜なら「クレンジング・洗顔→化粧水→美容液→乳液・クリーム」が一つの目安です。

導入美容液を使う場合は洗顔後、化粧水の前に使用する製品もあります。また、シートマスクも化粧水のあとに使うもの、美容液のあとに使うものなど、製品によって適したタイミングが異なります。

つまり、すべての化粧品に共通する絶対的な順番があるわけではありません。

大切なのは、基本の順番を知ったうえで、その製品がスキンケア全体の中でどの役割を持ち、どのタイミングで使うように設計されているのかを見ることです。

この記事では、朝・夜の基本的なスキンケアの順番から、美容液やシートマスクなど迷いやすいアイテムの位置、製品によって順番が異なる理由までわかりやすく解説します。

スキンケアの基本的な順番|朝・夜の早見表

まずは、一般的なスキンケアの流れを朝と夜で確認してみましょう。

順番 朝 夜
1 洗顔 クレンジング・洗顔
2 導入美容液・ブースター※ 導入美容液・ブースター※
3 化粧水 化粧水
4 美容液 シートマスク※・美容液
5 乳液・クリーム 乳液・クリーム
6 日焼け止め ―

※導入美容液・ブースターやシートマスクは、使用する製品によって適した順番が異なります。製品に指定された使用方法がある場合は、その案内を優先してください。

朝と夜のスキンケアの基本的な順番

美容液、乳液、クリームなどを必ずすべて使用しなければならないわけではありません。肌状態や季節、使用している製品に合わせて必要なアイテムを選びます。

また、「洗顔後すぐ」「化粧水の前」「お手入れの最後」など使用するタイミングが指定されている製品では、一般的な順番よりも、その製品に記載された使用方法を優先しましょう。

朝のスキンケアの正しい順番

朝のスキンケアでは、寝ている間に肌についた汗や皮脂などを落とし、肌を整えたあと、紫外線対策まで行います。

1. 洗顔

朝起きた肌には、睡眠中に分泌された汗や皮脂などが付着しています。

肌状態に合わせて、強くこすらずやさしく洗いましょう。

2. 導入美容液・ブースターを使う場合

導入美容液やブースターには、洗顔後、化粧水より前に使用する製品があります。

通常の美容液とは使う位置が異なるため、使用している製品の案内を確認してください。

3. 化粧水

洗顔後、化粧水を使用する場合は適量を肌になじませます。

強くたたいたりこすったりせず、顔全体へやさしくなじませましょう。

4. 美容液

一般的な美容液は、化粧水のあと、乳液やクリームの前に使用する製品が多くあります。

ただし、導入美容液のように洗顔後すぐに使用するタイプもあります。

「美容液だから必ず化粧水のあと」と名前だけで判断せず、製品ごとの使用方法を確認することがポイントです。

5. 乳液・クリーム

化粧水や美容液のあと、肌状態に合わせて乳液やクリームを使用します。

両方使用する場合、特別な指定がなければ乳液からクリームの順が一般的な目安です。

6. 日焼け止め

朝のお手入れの最後に日焼け止めを使用します。

洗顔 → 化粧水 → 美容液 → 乳液・クリーム → 日焼け止め

その後、必要に応じて化粧下地やファンデーションなどのメイクを行います。

洗顔から日焼け止めまでの朝のスキンケアの順番

朝はアイテムをたくさん重ねることよりも、自分の肌に必要な保湿と紫外線対策を無理なく続けることを意識しましょう。

夜のスキンケアの正しい順番

夜は、日中に使用したメイクや日焼け止めなどを落としたあと、肌状態や使用している製品に合わせてスキンケアを行います。

1. クレンジング・洗顔

メイクや、クレンジングが必要な日焼け止めを使用した日は、最初にクレンジングを行います。

その後に洗顔が必要な製品であれば洗顔します。「ダブル洗顔不要」と案内されているクレンジングでは、その使用方法を優先してください。

2. 導入美容液・ブースターを使う場合

洗顔後すぐに使用する導入美容液やブースターを取り入れる場合は、このタイミングで使用する製品があります。

3. 化粧水

洗顔後の肌に化粧水を使用する場合は、適量をやさしくなじませます。

4. シートマスクを使う場合

一般的な保湿用シートマスクでは、「洗顔→化粧水→シートマスク→美容液→乳液・クリーム」が一つの目安です。

ただし、洗顔後すぐに使うもの、化粧水の役割を兼ねるもの、美容液のあとに使うものなど、製品によって適した順番は異なります。

シートマスクを使うタイミングについては、別の記事で詳しく解説しています。

シートマスクと化粧水・美容液の詳しい順番を見る →

5. 美容液

美容液を使用する場合は、製品に案内された量と順番で取り入れます。

美容液を複数使用する場合も、単純にテクスチャーだけで順番を決めず、それぞれの使用方法を確認しましょう。

6. 乳液・クリーム

最後に、肌状態や使用しているシリーズに合わせて乳液やクリームで整えます。

クレンジングからシートマスクや美容液を経て保湿する夜のスキンケアの順番

なぜスキンケアの順番は製品によって違うの?

ここまで読むと、「基本の順番があるのに、なぜ商品によって使う順番が違うの?」と感じるかもしれません。

その理由は、同じ「美容液」「ローション」「シートマスク」というカテゴリーでも、製品によってスキンケア全体の中で担う役割が異なるからです。

例えば、美容液には化粧水のあとに使うものだけでなく、洗顔後すぐに使用する導入美容液があります。

シートマスクも、一般的には化粧水のあとに使うタイプが多くありますが、美容液やセラムのあとに使用するよう設計された製品もあります。

製品によって使用する順番が異なるスキンケアアイテム

つまり、スキンケアの順番は「化粧水だからここ」「美容液だからここ」と商品カテゴリーの名前だけで決まるものではありません。

大切なのは、その製品がスキンケア全体の中でどの役割を担い、どのような順番で使用することを想定して設計されているのかを見ることです。

こうした「製品単体ではなく、スキンケア全体の中で順番を考える」という考え方の一例として、ovacoのスキンケア設計を見てみましょう。

ovacoのスキンケア設計|製品の役割と使う順番を考える

ovacoを開発・製造する韓国SONIMEDI社は、2008年に設立されたメーカーです。

SONIMEDIの公式サイトでは現在、バイオ技術を基盤とした化粧品の研究開発・製造を行うODM企業として、独自の研究機関「Bio Cell Fusion Science Institute」を中心とした研究開発を紹介しています。

また、tradeKoreaに掲載されているSONIMEDIの企業紹介では、設立以来、TDS(Transdermal Delivery System)、DDS(Drug Delivery System)、化粧品処方、基礎スキンケア製品などの研究開発を行ってきたと紹介されています。

ovacoもこうした研究開発の背景を持ち、一つひとつの製品だけではなく、スキンケア全体の中で各製品がどの役割を担い、どの順番で使用するのかを考えてラインを構成しています。

例えば4Dダイナミックシリーズでは、

保湿トナー → C-セラム → リペアセラム → 美容クリーム

という4ステップが設定されています。

単純に「水分の多いものから油分の多いものへ」と並べるのではなく、それぞれの製品の役割と前後の組み合わせまで含めて順番を考えるのがovacoのスキンケア設計の特徴です。

一般的なスキンケアとovacoのスキンケアの順番を比較した図

ovacoに「乳液」というカテゴリーがない理由

一般的なスキンケアでは、

化粧水 → 美容液 → 乳液 → クリーム

という流れが紹介されることがあります。

一方、ovacoの基本的なフェイスケアには、「乳液」というカテゴリーのアイテムがありません。

基本となる流れは、

ローション → セラム → クリーム

です。

ovacoでは、一般的なスキンケアの工程数に合わせてアイテムをそろえるのではなく、ライン全体として必要な役割をどの製品が担うのかという考え方で構成されています。

例えば4Dダイナミックシリーズでは、保湿トナー、2種類のセラム、美容クリームまでの4ステップでケアを組み立てています。

そのため、「化粧水・美容液・乳液・クリーム」というカテゴリーを一つずつそろえるのではなく、使用しているシリーズに設定された順番を確認することが大切です。

ovacoのシートマスクは「セラムのあと」

ovacoでシートマスクを取り入れるスペシャルケアでは、

オイルソープ → ビューティーローション → セラム → シートマスク → クリーム

の順に使用します。

一般的な保湿用シートマスクでは「化粧水→シートマスク→美容液」という順番が一つの目安ですが、ovacoではセラムを使用したあとにシートマスクを重ねます。

これも、シートマスクというカテゴリー名だけで位置を決めるのではなく、前後の製品との組み合わせを含めて使用順を考える一例です。

ovacoを含むシートマスクの詳しい使用順を見る →

スキンケアの順番に迷ったときの3つの考え方

1. まず製品の使用方法を確認する

順番に迷ったら、最初に容器やパッケージ、メーカー公式サイトなどに記載されている使用方法を確認します。

「洗顔後すぐ」「化粧水のあと」「お手入れの最後」などの指定がある場合は、その使い方を優先しましょう。

2. 商品カテゴリーの名前だけで判断しない

美容液でも洗顔後すぐに使うものがあり、乳液でも化粧水より前に使う製品があります。シートマスクも同様です。

「何という名前の商品か」だけではなく、スキンケアの中でどの役割を担うように設計されているのかを確認しましょう。

3. アイテムを増やすことを目的にしない

化粧水、美容液、乳液、クリーム、オイル、シートマスクなど、使えるアイテムをすべて重ねればよいわけではありません。

American Academy of Dermatology(米国皮膚科学会)でも、多くのスキンケア製品を使用することで、肌への刺激につながる場合があると案内しています。

新しいアイテムを一度に複数追加すると、肌に違和感が出た場合に、どの製品が関係しているのか判断しにくくなることもあります。

基本の順番を知り、今の肌と使用している製品に必要なものを、適切な順番で取り入れる。

アイテム数そのものよりも、この考え方を大切にしましょう。

さいごに|スキンケアは基本の順番と製品ごとの使い方を確認しよう

スキンケアの基本的な順番は、朝なら「洗顔→化粧水→美容液→乳液・クリーム→日焼け止め」、夜なら「クレンジング・洗顔→化粧水→美容液→乳液・クリーム」が一つの目安です。

導入美容液を使う場合は化粧水より前、一般的な保湿用シートマスクでは化粧水のあとなど、アイテムによって基本の流れに加わるステップもあります。

ただし、すべての化粧品に共通する一つの正解があるわけではありません。

基本の順番を知る。でも、基本だけで決めない。

使用している製品がスキンケア全体の中でどのような役割を持ち、どのタイミングで使うように設計されているのかを確認することが大切です。

ovacoでも、一般的なスキンケアの工程数に製品を合わせるのではなく、それぞれの製品の役割や前後の組み合わせを考えて使用順が設定されています。

毎日のケアでは、アイテムの数を増やすことよりも、自分の肌と使用している製品に合った方法を無理なく続けていきましょう。

シートマスクと化粧水・美容液の順番を詳しく読む
ovaco 4Dダイナミックシリーズの使用ステップを見る

参考文献・参考情報

本記事は一般的な化粧品・スキンケア情報を提供するもので、特定製品の効能を保証するものではなく、医療診断や治療を目的とするものでもありません。化粧品の使用中に赤み、はれ、かゆみ、刺激などの異常を感じた場合は使用を中止し、症状が続く場合は皮膚科専門医等へご相談ください。